【FPVレースドローンの作り方】Emax RSⅡ 2206 2700KV機 製作編
- 選定したパーツ一覧
- 製作過程
- JHEMCU F7 Flight Controller Acroで発生した問題
- HGLRC AIRBUS F4 Flight Controllerについて
- HGLRC AIRBUS F4 Flight Controllerの取り付け
- フライト動画
- まとめ
こんにちは
Yuckeyです。
今回は、Emax RSⅡ 2206 2700KVを使った機体を新たに作成したので製作過程を記事にしていきたいと思います。
過去の「FPVレースドローンの作り方」シリーズの記事はこちら
選定したパーツ一覧
今回選定したパーツはこちらになります。
ほとんどのパーツは前回作成した記事のT-motor F60 Pro3機の機体と同様です。
今回構成を変えたパーツは、FC、モーターのみです。
カメラは前回の機体と違いますが、いつも使っているCaddx Turbo Micro F2です。
FCが二つ書いてある理由は後ほど。。。
製作過程
フレーム組み立て
とりあえずいつものようにVX210のフレームを組み立てます。
ESC, モーター取り付け
お好みで防湿コートをESCに塗っていきます。
半田付けするパッドの部分は半田付けしずらくなるため残しておきます。
モーターを開封するとこんな感じです。
モーターを取り付け、モーター線をあみあみチューブで保護してESCに半田付けします。
この時、電源ケーブルとXT60コネクタも半田付けしておきます。
アップするとこんな感じです。
FCに信号戦を半田付け
当初はJHEMCU F7 Flight Controller Acroを使用する予定だったのでこんな感じでFCに信号戦を半田付けしました。
カメラは8VのBECから電源を取り、VTXはバッテリーから電源を取っています。
このFCのいいところは8VのBECが載っているところです。
ESCからのパラレルケーブルはFCのそれぞれ適切なパッドに半田付けしています。
FCを乗っけるとこんな感じです。
VTX、受信機取り付け
VTXの線はFCに半田付けされているので、
FCの上にスペーサーをかまして乗せて、
VTXとカメラの信号線は挿すだけです。
受信機は、前回同様、信号線を半田付けし、VTXの上に載せています。
これは全くおすすめしないので真似しないでください。
カメラもフレームの上側のカバーに固定します。
あとは、フレームの上側のカバーをボルトで固定して完成です。
JHEMCU F7 Flight Controller Acroで発生した問題
ここまでで一旦機体の作成は完了したので、この状態でテストフライトしたところ、
スロットルを入れた時に機体がヨー方向に瞬間的にカクつく現象が発生しました。
動画を撮ったと思っていたのですが撮れていませんでた。。。
おそらく今回から使っているJHEMCU F7 FCに搭載されているジャイロが一般的に使われているMPU6000ではなく、
ICM20689という感度の高いジャイロだからだと予想しました。
T-motor F60 Pro3機で使っているFCはJHEMCU FCのDeluxバージョンで、こちらはMPU6000とICM20689の両方のジャイロが搭載されており、Betaflightからどちらを使うのか切り替えることができるのですが、
今回の機体で使ったAcroバージョンでは、ICM20689のみが搭載されており、問題がおきた際にMPU6000に切り替えることができません。
T-motor機の場合はMPU6000を使用したのですが、今回はPIDやフィルタ設定をいろいろ試したのですが、ヨーのカクツキがどうしても直らなかったので、FCを交換することにしました。
そこで新しく選んだFCが、FC2に書いているHGLRC AIRBUS F4 Flight Controllerです。
HGLRC AIRBUS F4 Flight Controllerについて
HGLRCのAIRBUSを選んだ理由は以下です。
- 価格が約2500円と非常に安い
- HGLRCはU199をやっていた頃に個人的に好きでずっと使っていた。
- FC上のパッドのパターンが非常に考えられている。
- ジャイロが前回失敗したICM系列ではない。
以上の理由でこのFCを選んだのですが、実はこのFC、ESCとの接続がパラレルケーブルでのみ接続することが想定されているFCでした。
しかも私の今回使っているAnniversary Special Edition Racerstar REV35 35Aとはピンアサインが全然違ったのです。。。
おそらくこのFCは同じくHGLRCから発売されているESCとのみ接続されることを想定して設計されているのだと思います。
そもそもメーカー違ってもFC,ESC間のピンアサインは早く統一して欲しいところ。。。
気が付いた頃には既に手元に届いた頃だったのでなんとか使えるようにしてみることにしました。
HGLRC AIRBUS F4 Flight Controllerの取り付け
まずはESCのピンアサインのことは置いておいて、カメラ、VTX、受信機の信号線を半田付けしていきます。
次にESCの配線ですが、
このFCはパラレルケーブルでしかモーター関連の配線ができないので、パラレルケーブルのピンを物理的につなぎ直すことにしました。
FC側のピンアサインは、
BAT+/GND/S3/S1/S4/S2RX6/CRNTの順番です。
ESC側のピンアサインは、
VBAT/CRNT/GND/NC/S1/S3/S2/S4の順番です。
パラレルケーブルがFCとESCをうまく接続できるようにパラレルケーブルのピンをマイナスの精密ドライバとピンセットで抜き、正しいピンアサインになるように接続し直しました。
修正したパラレルケーブルがこちらです。
こんな感じでケーブルを修正した後、FCとESCを接続することでうまく動作するようになりました。
フライト動画
以上のように紆余曲折ありましたが、
なんとかフライト可能な状態までもっていくことができました。
以下は、今回製作したEmax RS2機の動画です。
個人的には2207サイズのT-motor機と遜色ない飛行性能を発揮しているように感じています。
ただ、今回2600KVを選んだので電流消費が激しく、スロットルをそこそこ入れた状態で飛ばしているとバッテリがすぐになくなってしまう印象です。
T-Motor F60 Pro3との比較動画
3連ゲートとスラローム練習動画
まとめ
- JHEMCU F7 FCを買う時はDeluxeバージョンの方がジャイロが選べるためがおすすめ
- JHEMCUは8VのBECが載っている点が良い
- HGLRC AIRBUSはESC関連の配線がパラレルケーブルのみなので注意
- HGLRC AIRBUSを使う時は同じくHGLRCのESCを使う方が配線が楽でおすすめ
- Emax RS2 2206は2207.5クラスのT-motor F60 Pro3に比べて劣っている感じはしなかった。
以上、今回はEmax RS2 2206 2700KVを使った機体を新しく作ってみました。
Emax RS2やHGLRC AIRBUS, JHEMCUを検討されている方の参考になれば幸いです。
閲覧いただきありがとうございました.
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