【ImmersionRC RapidFIRE】いろいろ調べたことまとめ
こんにちは
Yuckeyです。
今回は今更ながら受信機をRapidFIREに交換したので簡単にレビューしたいと思います。
RapidFIREって何?
RapidFIREは、ImmersionRCから発売されているFatSharkのFPVゴーグル用の受信機の一つです。
Banggoodはこちらです。
jp.banggood.com
公式サイトはこちらです。
www.immersionrc.com
マニュアルは公式サイトのこちらからダウンロードできます。
https://www.immersionrc.com/?download=5991
赤くてぷつぷつ穴の空いたカバーが特徴的で目立つので見たことある方が多いかと思います。
なぜRapidFIREを選んだのか?
RapidFIREが発売されてから既にかなり時間が経っており、
Youtubeなどで古い動画を探すと1年前の動画を見つけることができます。
2019年6月の現段階でFatShark用のハイスペックな受信機を探そうとすると、
FuriousFPVのTrue-D Xが競合になると思います。
https://www.banggood.com/FuriousFPV-True-D-X-FPV-Receiver-Module-5_8GHz-For-Fatshark-Dominator-Goggles-p-1435339.html?p=P220095499837201607Cwww.banggood.com
True-D Xの方が後発で発売されており、ラップタイマーの機能がついていたり、
インターフェースがよくあるジョイスティックではなく、タッチセンサーになっていたりします。
ただ、やはり受信機で一番大事な性能は電波の受信感度だと考えているので、
今回はRapidFIREとTrue-D Xの受信感度をいろいろ調べてみました。
Youtubeの比較動画をいろいろ調べてみたところ、
後発のTrue-D Xより、RapidFIREの方が映像が綺麗でノイズが少ないなように見えます。
どうやら独自の信号処理技術が適用されており、マルチパス環境などでノイズが入りにくいようです。
さらに、True-D Xに同様の機能はありますが、受信機にOSD機能が搭載されており、
信号の受信強度(RSSI)にオーバーレイしたり、ゴーグルを外さずにチャンネルを変えられるのは非常に便利だと思います。
RapidFIREの原理
こちらの動画の中でRapidFIREの原理について触れらていました。
https://youtu.be/Uu13f6uhQjgyoutu.be
RapidFIREはマルチパス環境で映像にノイズやローリング、ドロップが発生するのを防ぐ技術を適用しています。
この技術では、カメラ出力の同期パルスを使っており、映像にノイズやドロップ、ローリングが発生しないように2つのアンテナから得られた映像をうまく結合しているようです。
そのため、カメラからの出力がNTSCやPALのフォーマットに準拠している必要があります。
多くのカメラはこれらのフォーマットに準拠しているのですが、中には準拠していないカメラもあり、そういったカメラでは映像がブラックアウトしてしまう場合もあるようです。
そういった場合には、RapidFIREの「RF Mode」から「RapidFIRE #2」や「Legacy」を選択することで、対応していないカメラで不具合が起きることを防ぐことができるようです。
カメラが対応しているかどうかは、こちらにある程度まとめられています。
「No known compatibility issues.」と記載されているカメラは問題が報告されていないので、問題なと思われます。
Foxeer Predatorなどは対応してそうなので、FapidFIREを使われている方は対応するカメラを選んだ方が良いと思います。
RapidFIRE開封
今回もBanggoodのいつもの袋にはいって届きました。
内容品が箱の側面に書いてあります。
RapidFIREの箱はこんな感じです。
大きな破損なく無事に届いたようです。
箱を開けるとこんな感じです。
左側がDominator用のカバー、右側がAttitude用のカバーです。
全ての付属品はこんな感じです。
FatShark HDOとAttitudeは受信機本体のみ付ければ問題ないのですが、
Dominatorの場合は電源が足りなくなってしまうようです。
そのため、ヘッドトラッカー用のピンから電源を取るようにリボンケーブルと基盤が付属しています。
RapidFIRE取り付け
これまで使っていたゴーグルと受信機
RapidFIREを取り付けて行くのですが、
その前にRapidFIREをつける前の私のゴーグルとレシーバーはこんな感じです。
私はRealaccの受信機に自分でAchillesのファームウェアを書き込みましたが、
最近では、ファームウェア書き込み済みのモジュールが売ってあるので、安くてコスパの高い受信機を探している方にはこの辺りがおすすめです。
分解
分解の仕方については以下の動画の中盤で分解しているシーンがあるので参考にしてみてください。
まずは受信機を取り外すために分解していきます。
バンドとフェイスプレートを外し、ボルトを外していきます。
真ん中のボルトは外さなくてもよかったかもしれません。
左右の受信機を繋ぐためのケーブルをホットボンドでくっつけていたので外していきます。
以上でもともと使っていた受信機の取り外しは完了です。
RapidFIREの取り付け
次に RapidFIREを取り付けるのですが、
実は私はここで結構はまってしまいました。。。
取り付け自体はそんなに難しくないのですが、FatShark Dominatorシリーズを使っている方は注意が必要です。
まず、FatShark HDOかAttitudeを使っている方は、分解したFatSharkゴーグルを元に戻して、受信機本体を差し込めば取り付け完了です。
ただ、Dominatorシリーズを使っている方は、前述しましたが、電源が足りない可能性があるので、対策が必要です。
こちらの公式マニュアルにも記載があるのですが、対策方法は以下2つあります。
- 付属のリボンケーブルを使う
- ゴーグルの電源回路を改造する
私は最初、1番のリボンケーブルを使って電源を増強しましたが、この方法を使うと受信機の電源をスイッチで切ることができず、SDカードの動画を再生したりフォーマットしたりすることができなくなってしまいます。
私は大会当日にゴーグルで映像を流して目を慣らすことがよくあるので、動画を再生できないのは致命的です。
そのため、2番のゴーグル電源回路の改造を実施しました。
この方法を実施した場合、保証が受けられない場合がありますし、自己責任で実施してください。
FatSharkゴーグルの電源改造
電源を改造するために、受信機のピンを差し込むこちらの基盤を取り出します。
HDMI端子の付いた基盤です。
こちらの基盤にL1と書かれた赤丸で囲んだ部品がありますが、こちらをショートさせます。
こちらのインダクターは電源のノイズを減らすために入っているのですが、こちらの部品によって電圧降下が大きく発生し、受信機に十分な電圧を供給することができなくなってしまっています。
ショートさせることで電圧効果を無くします。
今回は失敗した時に元に戻せるように抵抗の足などの線を使ってショートさせました。
こちらがショートさせた後の写真になります。
うまくショートできていれば、L1による電圧降下を抑制することができます。
あとは、こちらの基盤とゴーグルを元に戻し、FapidFIREを取り付けるだけです。
RapidFIREの取り付けが完了したら、ゴーグルに電源を入れて、ジョイスティックの操作で、StatusのAboutを選択すると、受信機に供給される電圧を確認することができます。
Powerの項目が5V付近になっており、
Low PwrがNoになっていれば問題ありません。
電圧が足りないと、Powerが4V前半あたりになり、
Low PwrがYesと表示されてしまいます。
リボンケーブルで電源供給する場合
リボンケーブルを使う場合の参考として、解説しませんが、写真だけ載せておきます。
RapidFIREのアップデート
バージョン確認
購入直後のRapidFIREはファームウェアのバージョンが古い場合はアップデートします。
ファームウェアを確認する場合は、RapidFIREの画面上でStatusのAboutから確認できます。
Brainが1.2.8と記載されていますが、こちらがRapidFIREのバージョンです。
公式サイトの最下部にある「Firmware/Downloads」をクリックし、
ChangeLogの項目に自分のRapidFIREより最新のバージョンがある場合は、アップデート可能です。
アップデート
もう一度張りますが、公式サイトはこちら。
www.immersionrc.com
アップデートに関しては以下の動画がわかりやすいと思いますので参考にしてください。
アップデートを行う場合は、「Firmware/Downloads」から、自分のOSに対応したアップデーターをダウンロードします。
現時点で、v0.1.4が最新ですが、ダウンロード速度が遅く失敗してしまうので、今回は、v0.1.3を使用しました。
ダウンロードしたzipファイルを解答し、アップデーターをインストールします。
インストールが完了すると、以下のようなアップデーターがインストールされます。
アプリの画面上の「Latest CP210x Drivers can be downloaded from here」の「here」部分をクリックすると、RapidFIRE用のUSBドライバをインストールできるので、インストールしておきます。
ドライバのインストールが完了すると、RapidFIREの赤いケースを開きます。
Micro USBコネタクがあるので、RapidFIREのジョイスティックを押した状態で、USBケーブルをPCとRapidFIREの両方に接続することがインストールの準備が完了します。
RapidFIREが認識されると、アップデーター左上の赤丸が緑丸に変わります。
後は、画像中右上のv1.2.9と記載されている箇所でバージョンを選択し、「Flash Firmware」ボタンを押すことでアップデートが完了します。
まとめと考察
以下、簡単にまとめてみました。
- RapidFIREの独自技術でマルチパス環境でノイズが乗りにく
- 日本円で16000円程度と割高
- 受信機にOSD機能があり便利
- ケース一体型の受信機なのでゴーグルにしっかり固定されている
- HDOやAttitudeを使っているかたはPlug&Playできる。 Dominatorの方は電源対策が必要。
- RapidFIRE #1のモードをフル活用する為にはカメラが対応している必要がある。対応するカメラを買いましょう。
以上、
RapidFIREに受信機を交換したので私の調べた情報をまとめてみました。
既にYoutubeにRapidFIREの比較動画がたくさんあるので、今回は私の方で撮影したRapidFIREの動画などは載せていませんが、
私が今後Youtubeにアップする動画はRapidFIREを使って録画した映像になるので、気になる方は参考にしていただければと思います。
RapidFIREを買うか迷っている方の参考になれば幸いです。
閲覧いただきありがとうございました.
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