ドローンが水没した時の対処法
こんにちは
Yuckeyです.
先日,河川敷でFPVのフリースタイル練習をしていた時のことです.
川の上を飛んでいたら急にデスロールが発生し,ドローンが川の中に落ちてしまいました...
その時の映像をゴーグルのDVRで撮影していたので,YoutubeにUPしています.
ドローンは電子機器がたくさん載っているので,ほとんどのパーツが壊れたのかな・・・
と思っていたのですが,
ほとんどのパーツがなんとか生きていました!!
いくつかは壊れていましたが,数点パーツを交換することで既に飛行できるようにまで回復しました!!
壊れたパーツはVTXのみ!
ただし,VTX一体型のFCを使っていたので,FCとVTXを交換する羽目になってしましました・・・
カメラには若干ノイズが乗ってしまっていますが,なんとか使える状況です.
ESCや受信機,バッテリなどは使えています.
そのため,今回は,
- ドローンが水没した時の私のとった対処法
- 雨などでパーツが壊れにくくするためにとっていた事前の準備
を記載したいと思います.
ドローンの水没に備えて
実は急な雨や,浅い水たまりへの水没対策として,事前にドローンに搭載されている電子機器に簡単な防水対策を行っていました.
それがこちらです.
- 出版社/メーカー: 太洋電機産業
- メディア: Tools & Hardware
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どこまで効果があったのかはわかりませんが,
FCやESC, VTXなどの電子機器の基盤面にこちらのコーティング剤を大量に塗っていました.
その結果,今回水没したにも関わらず軽症で済んだのかもしれません.
ただし,効果がどれだけあるのかは不明です.(笑)
ドローンが水没してからの対処法
今度はドローンが水没してから行った対処ですが,
以下になります.
- バッテリのプラグを抜く(今考えれば感電注意です!!)
- 綺麗な水で水洗いする.
- ひたすら乾燥させる.:数日から1週間程度?
- バッテリのような大電流,高電圧の電源には繋がず,なるべく低電圧の環境で動作確認を行う
今回はUSB接続でFCの動作確認から実施しました. - バッテリに繋いで駆動系のチェックを行う(プロペラは外した状態!!)
- 水没したバッテリは完全に乾燥させた後,電圧チェックを実施
- 正常電圧レベルであれば十分監視しながら充電を実施:危険なのでオススメしません.
以上!!
今回はドローンが水没した際に私のとった対処法を記載しましたが,
毎回うまくいくやり方ではないと思います.
また,水没した場合,感電の危険性があるため,非常に注意していただきたいことと,
水没したバッテリは既に使えなくなっている可能性が高いため,再利用はあまりオススメしません.
あくまでも自己責任でお願いします.
今回の私の対処法が少しでも参考になれば幸いです.
以上,
閲覧いただきありがとうございました.
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FPVレースドローンの作り方(構成パターン編)
こんにちは
Yuckeyです.
今回は,
- FPVドローンのパーツをいろいろ見ているけど,正直いろんなパーツがあってどれとどれを組み合わせたらいいのかわからない
- 4in1 ESCってなに?PDBってなに?
といった方の為に,ドローンのパーツ選びの為の
ドローン構成パターン編です.
特に,
- FC(フライトコントローラー)
- ESC
- PDB
に関連した電源周りの配線を意識したパーツ構成パターンについて説明していきます.
これからドローンのパーツを選定する方の参考になれば幸いです.
ドローンの構成メジャーパターン
1.PDB一体型FC + 個別ESC
1つ目の構成パターンはFCにPDBが内臓されているパターンです.
私がよく使用する構成です.
性能面だけで考えると4つ目のパターンにしたいのですが,ESCが故障した時の場合を考えるとこの構成にすることが多いです.
利点:
- 配線が割とシンプル
- FC側にバッテリを接続する為,FC側で電圧/電流の計測ができる
- ESC故障時に個別にESCを交換可能
欠点:
- バッテリケーブル周りの基盤が壊れた場合にFCを交換する必要がある
今回の構成パターンに使用できるPDB付きFCの参考は以下です.
2.BAT入力FC + 個別ESC + PDB
2つ目のパターンはFCにPDBが内臓されていない為,PDBを別に取り付けているパターンです.
FCの中にBEC(5V電源回路)が内臓されており,FCへの電源はバッテリを直接接続するタイプになります.
上図では,FCのVBAT端子にバッテリが接続されるように配線しています.
利点:
- 安いFCを使うことができる
欠点:
- トータルとして重くなる場合が多い
- 基盤の積み上げ枚数が増える
上図で使用してパーツは以下です.
3.5V入力FC + 個別ESC + PDB
3つ目のパターンは2つ目のパターンとほとんど同様ですが,
FCの電源電圧に5Vが必要なパターンです.
今回のFCの場合,何かしらの方法でFCに5Vを供給する必要があり,
今回はPDBに5V出力端子があったので,そこからFCへ5Vを供給しています.
5V電源で流せる電流値には注意が必要です.
供給できる電流の小さい5V電源の場合,FCがうまく動かなかったり,ノイズでデスロールが発生したりします.
利点:
- 安いFCを使うことができる
- 大源流系(モーター系)と小電流系(FC系)の電源が分かれており,ノイズ対策などしやすい?
欠点:
上図で使用してFCは以下です.
4.5V入力FC + 4in1 ESC
4つ目のパターンはESCが4in1(4つのESCが1枚の基盤に実装された構成)になっており,PDBの機能もESCに集約されています.
予算に余裕のある方はこちらの構成が一番オススメです.
最近ではFCと4in1ESCをパラレルケーブルで接続できるようになっているものもあり,FCとESC間の配線は半田付け不要と成っており非常に配線が楽なものもあります.
利点:
- 配線がシンプル
- 質点が中心に集約できる→慣性モーメントを小さくできる
欠点:
- ESCが一つ壊れた場合,4つ分全て交換する必要がある.
4in1 ESCの例は以下です.
これからFPVレースドローンのパーツを選定される方は,今回の記事を参考にドローンの構成も考えながらパーツを選定していただければと思います.
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以上,
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